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お役立ちネタ
【ぶつからないリフト】開発しています!
こんにちは。スズヒロフォークリフトです。
今日はスズヒロが現在開発中の「ぶつからないリフト」をちょっとだけご紹介させていただきます。
まずはフォークリフトが原因となる労働災害事故、1年間にどれくらい発生しているかご存知でしょうか。じつは平成29年1年間でフォークリフトが原因となる死傷災害で1997名の方がお怪我をしたり、お亡くなりになっております。
では、この数字は過去と比較して減ってきているのだろうか。平成28年が1977名、平成27年が1890名、平成26年が1898名、平成25年が1904名、記録が残る一番古い年、平成13年が2621名でありました。平成13年から比べると減ってはおりますが、直近5年間の数字を見るとその数は増減を繰り返し、たいして減ってはいません。
むしろ近年は増えています。
事故防止対策として、各企業様は決して手を抜いているわけではありません。ソフト面の対策として、運転されるオペレーターさまや、工場の作業車様への安全教育。フォークリフト本体であるハード面では、例えば黄色回転灯、常時ヘッドライト点灯や、最近の流行りですが右側の青色安全灯と呼ばれるスポットライトによってリフトの接近を知らせたりする光による衝突回避策であったり、前後進ブザーや音声アナウンスによる音による衝突回避策を講じていらっしゃると思います。
このような対策を施しながらも労働災害数は一進一退を繰り返している。これはつまり、人間は運転操作をついつい油断してしまったり、音や光にはそのうちに慣れてしまう、こういった問題があり、事故を起こさないという現在の対策の限界がこの1997名という微増の原因なんだと思います。
安全教育、絶対に必要です。ないがしろにするべきものではありません。まず教育をもって一人ひとりの安全に対する意識のレベルアップを絶えず図っていく。
その安全教育にプラスして、スズヒロはリフト本体に人を検知する仕組みを作りました。それは赤外線レーダーを搭載し、接近する人に対して音、もしくは光でオペレーターに知らせることができる装置。音と光じゃさっきと同じじゃないか、違うんです。先に紹介したのは常時作動しているから慣れてしまうんです。これは人を検知したときのみオペレーターにお知らせするから慣れないんです。これがスズヒロが開発中の「ぶつからないリフト」となります。
最初にご覧いただいた労災による死傷者数、1997名。どういった状況で発生してしまったかという数も出ています。1位はさまれ・巻き込まれ、2位激突され、これはいずれもリフトが他の人を巻き込んでしまった分類です。これだけで労災全体の66%を占めています。つまり事故撲滅を目指して、この「ぶつからないリフト」には労災事故の最大66%が削減できる可能性があります。事故が減るとどうなるか、御社の職場環境がより安全に変わり、働く方がより安心して働ける環境が生まれます。事故のより少ない会社、無事故で1日が終わることのできる会社、ご家族が安心して送り出せる会社、そんな会社がこの社会に増えていったら楽しいじゃないですか。
現代は急速に少子高齢化が進んで、フォークリフトを使う現場はどこも人手不足です。そのため、先日の国際総合物流展でも自動化・無人化に対するアイディアがたくさんありました。スズヒロは製造業、物流業の良きパートナーとして、日本のものづくりの下支え役として、わくわくさせる商品を形にしていきます。まだまだ開発途中ですが、このシステムが一日でも早く事故削減につながることを願ってます。