こんにちは。代表の鈴木です^^
11月25日から29日まで開催された「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」に見学に行ってきました。
ロボットの歴史から現代、そして未来への活用、共存方法。
ロボットは西洋社会では人にとって代わるものと恐れられ、日本ではアニメを通じて人とともにあるものと紹介されているなどの展示がありとても興味深いものでした。
会場のメイン、ロボカップではサッカーや災害救助、ドローンの操縦などの競技が行われ、出場者は会場での参加、オンラインでの参加にわかれて勝敗を競っていました。
さて、なぜスズヒロがロボカップを見学?というところで、
今回サイドイベントで大村秀章愛知県知事をモデレーターに
「2030年に向けて、イノベーションを創出する愛知」と題したフォーラムが開催されました。
そのなかで、パネリストとして参加された株式会社日刊工業新聞社 執行役員名古屋支社長 大崎弘江さまから
スズヒロとAIカメラのAzmeeさまとの取り組みを紹介したいとのことでしたので、
じゃぁこっそり聞きに行こう!となったわけです。
紹介していただいたのは、毎年2000件あまり起きるフォークリフトが原因の労災事故をなんとか削減したいと思うけど、その手立てがよくわからないという課題に対して、テクノロジーを用いて解決に向かって歩みだすという取り組みです。
フォークリフトは1台で20人分の仕事をするなんて言われるぐらい便利な道具なんですが、たまに人を傷つけてしまうことがあります。みんなケガなんかしたくないからもちろん気を付けています。
会社も定期的に研修を開いて、ここが危ないから気を付けろって言っています。でも2000件余りは事故が起きてしまう。それも毎年。フォークリフト屋としてこの現状をなんとかできないものだろうかと、ずっと考えてきました。そしてたどり着いたのが自社で作ってしまえでした。
手始めは赤外線センサー。うまくいかない。気温や天気や周りの明るさ、様々な壁にぶつかり、人間の能力は素晴らしいなと思うのと同時に、これじゃ解決にならない。
ステレオカメラ、LiDAR、いろいろ試そうにも予算に限りがある。そんなもどかしさや数々の試行錯誤の中で出会ったのがAzmeeさまのAIカメラでした。
試作カメラをおもちゃのリフトにつけての実演を見たとき、「これでいいじゃん!」って思ったことを覚えています。
実機に取り付けてからの試行錯誤もたくさんありますが、物語はまだ完結していませんので続きはまたいつの日か。
課題に対して外部と協力して解決に当たる、自前主義ではできない限界の壁をすんなり壊してくれた経験、
そして世の中にリリースすることで新たに前に進むことができ、今よりも少しでも良い未来へなるといいなと願ってます。