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フォークリフトを修理するタイミングとは? 故障によく見られる兆候について解説します
貨物運搬には欠かせないフォークリフトですが、人工物である以上は将来的な故障や買い替えは避けられません。もちろん、日常的なメンテナンスや適切な使い方によって寿命を延ばすことができますが、故障のリスクをゼロにすることは不可能です。
そこで今回は、フォークリフトの故障時における兆候や初期症状についていくつかの例をご紹介します。ぜひ、今回の記事をフォークリフトの安全な運用に活かしていただけますと幸いです。
■早めの対応が修理の基本
もしフォークリフトから修理が必要な兆候を感じた場合、すぐに専門業者に相談するようにしましょう。早期に点検・メンテナンスを実施することで、フォークリフトの修理費用を抑えることができます。
たとえメンテナンスが必要な箇所が1箇所であったとしても、そのまま使用し続けると該当箇所が別の箇所に影響を与えて、最終的には高額な部品修理を余儀なくされることがあるため、初期症状に対しては早めの対応を徹底することが重要です。
■故障時の兆候や初期症状
フォークリフトの故障時における、よくある兆候や初期症状についてご紹介します。修理やメンテナンスを検討する判断材料として参考にしてみてください。
エンジンがかからない
以前と比べてエンジンがかかりにくくなった場合、フォークリフトの故障を疑う必要があります。単純にバッテリーや燃料が切れていることもありますが、エンジンの故障など重大な問題を抱えていることもあるため軽視しないようにしましょう。
オイル漏れ
フォークリフトを移動すると、停止していた所の地面や床に黒ずんだシミの様な跡が出来ていることがあります。このような状態が発見された場合は、水漏れ・オイル漏れが発生している可能性が高いため速やかに点検をし、オイル漏れの原因を突き止めるようにしましょう。
チェーンの破損
フォークリフトのチェーンが損傷すると、他の部品にも影響を与えて大きな故障を引き起こす可能性があります。
とはいえ、通常ではチェーン本体に定期的に潤滑油を補充していれば交換頻度を限りなく少なくすることが可能です。そのため日常的な点検によって、潤滑油の補充のみならず、腐食や錆び、歪み、または過度のたるみ(コマの伸び)が見られないかをチェックするようにしましょう。
ランプの点灯
フォークリフトの操縦席には様々なランプが備えられていますが、普段は点灯していないランプが点いているという場合には、そのランプに何が書かれているかを確認する必要があります。
もし、そのランプが異常発生時に点灯するタイプである場合には、作業を速やかに中止して、点検を実施するようにしましょう。
■点検の重要性
フォークリフトは、労働安全衛生規則によって「1年を超えない期間に1回の頻度で定期的に」特定自主検査を、「1か月を超えない期間に1回の頻度で定期的に」月次点検を行うことが義務付けられています。定期点検を怠ると故障のリスクが高まるため、必ず定期的に実施するようにしましょう。
また、故障による修理費用や賠償費用が発生することもあります。定期点検によって故障前に異常を発見し、部品交換やメンテナンスを実施することで、故障を未然に防ぎ、コストも抑えることが可能です。
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■まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフォークリフトの故障時においてよく見られる兆候や初期症状についてご紹介しました。定期的な点検により故障の前兆を素早く認知し、適切な対応を行えるよう心掛けてみてください。
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