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フォークリフトのアタッチメントとは? 種類と各特徴について解説します
アタッチメントは、フォークリフトで扱う荷物や作業内容に合わせて、作業効率を向上させるために取り付けられるものです。業種や荷物に合わせて様々な種類のものがありますが、今回は代表的な種類をいくつかピックアップして、ご紹介させていただきます。
■フォークリフトのアタッチメントの種類
フォークリフトのアタッチメントの代表的な種類として、以下の7つのタイプの特徴についてご紹介いたします。
サイドシフト
バックレストとツメを左右に移動することができるため、貨物の挿入口とツメの位置がずれていても車体を回転せずに効率よく作業できます。また、トラックの積み込み作業や倉庫内の限られたスペースでも荷物同士の間隔を縮めることができるなど、狭いスペースでの働きにも優れている特徴があります。
回転フォーク
サイドシフトとは異なり、レバーの操作でフォークが左右からともに360度回転するため、容器にツメを挿入して、ガラ物・コンクリート・土・液体・廃棄物などをそのまま回転させて排出することができます。
フォークシフター
作業効率を向上させるアタッチメントの一つで、フォークの拡がり幅をレバー操作のみで調整することが可能です。多様なパレットに対応し、最適なピッチで作業することができます。また、オペレーターが運転席から降りてフォークの幅を調整する必要がないので、労力軽減にも繋がります。
ベールクランプ
柔らかい物や古紙、パルプなどを挟んでも貨物が傷みません。さらに、弾力性を持つ梱包物や箱などをパレットなしで直接両サイドから挟んで運搬することも可能です。このアタッチメントにはサイドシフト機能が付いたものもあり、フォークリフトを動かすことなく貨物をすっぽりと載せることができます。
ロールクランプ
主に新聞用紙の使用に特化しています。横になったロール紙をクランプで挟み、回転させてトラックに積み込んだり、段積みして保管することが可能です。対応するロール径は最小400mmから最大1300mmまであり、多様なロール紙を取り扱うことができます。
ドラムクリッパー
ドラム缶専用として用いられるアタッチメントです。中には2本同時に運ぶことができるタイプのものもあります。既存のフォークリフトに装着するだけで使用ができ、クリップ部がドラム缶の縁を掴んで持ち上げ、降ろすと自然にクリップ部から外れるようになっています。
また、大きなナイロンパッドが装着されていることから傷がつきにくいという点も特徴です。
簡易フック・クレーンアーム
荷物を吊る作業がありつつもクレーン車がない場合などに重宝されるのが、簡易フックやクレーンアームです。クレーンアームを使用する場合、クレーン免許は不要でフォークリフトの運転資格で運転することができます。
■アタッチメント交換時の注意点
フォークリフトのアタッチメントを変えたい場合は取扱いのある業者に依頼をしましょう。
また、フォークリフトをレンタルしている場合は、レンタル会社に問い合わせることで、行いたい作業内容に適したアタッチメントを紹介してもらえます。
注意すべきなのが、同様の機能を有したアタッチメントであっても、その名称は業者やメーカーによって異なることがあるという点です。ですので、食い違いが発生しないためにも、問い合わせをする際は名称ではなく機能面で伺うことをおすすめします。
また、アタッチメントを交換した後は「ならし運転」を必ず行うようにしましょう。というのも、アタッチメントを変更すると、それに併せてフォークリフトの操作方法も変わってしまうからです。そのため、いきなり業務に活用するのではなく、運転手を集めて講習会のような形でならし運転を行い、そこから業務での活用にシフトするようにしてください。
■まとめ
今回はフォークリフトのアタッチメントの種類や特徴についてご紹介しました。アタッチメントは、作業の効率化や省力化、運転者の負担軽減に大きく貢献しています。実現したい作業内容に適したアタッチメントを選択し、荷役業務の効率化を実現してください。
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