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フォークリフトにおけるバッテリーの寿命や長持ちさせるコツについて解説します
フォークリフトにはエンジン式とバッテリー式の2種類があります。エンジン式は燃料でエンジンを駆動させ、バッテリー式はバッテリーに充電した電気で駆動します。バッテリー式は環境にやさしい特徴があるものの、充放電を繰り返すと性能が劣化してしまいます。では、フォークリフト用バッテリーの寿命は実際どのくらいなのでしょうか?
ここでは、フォークリフトにおけるバッテリーの寿命や交換の目安について、そして長持ちさせるために意識したいポイントについてご紹介させていただきます。ぜひ、参考にしてみてください。
■バッテリー式フォークリフトのメリット・デメリット
バッテリーの寿命についてご紹介する前に、そもそもバッテリー式のフォークリフトはエンジン式と比較して、どのような点にメリット・デメリットがあるのかについてご紹介します。
【メリット】
・故障リスクが低く、ランニングコストが安い
・騒音や排ガスが無く、職場環境にやさしい
・屋内現場での使用が特に重宝される
【デメリット】
・連続稼働時間が短く、バッテリー交換作業が必要
・バッテリーの買換えに高いコストがかかる
・雨水による電気系統の故障が起こりやすい
・バッテリー液補充が必要で、怠るとバッテリー故障に繋がる可能性がある
バッテリー式フォークリフトはランニングコストを抑えられ、騒音や排ガスが無いため職場環境にやさしい点に大きな特徴があります。しかし、連続稼働時間が短くバッテリー交換作業が必要であることや、バッテリーの買い換えにコストがかかること、雨水による電気系統の故障が起こりやすいこと、バッテリー液補充が必要で怠るとバッテリー故障に繋がる可能性がある点などは注意が必要です。
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■バッテリーの寿命と交換の目安
フォークリフトのバッテリーは約1200回の充放電サイクルで寿命が来ると言われています。1日1回充電し、20日使用した場合、約5年で寿命が来るという想定です。
ただし、これは目安であり、適切な手入れを実施すれば9年近くも持つ場合もあります。一方、管理が不適切だったり、手入れが悪かったりすると、寿命が2~3年で来るため注意が必要です。フォークリフトのバッテリーには定期的な交換が欠かせないため、フォークリフトを購入する際は交換費用も考慮するようにしましょう。
■フォークリフトのバッテリーを長持ちさせるために
続いて、フォークリフトを少しでも長持ちさせるために意識して取り組みたいポイントについてご紹介します。
定期点検の実施
フォークリフトを有する者には「特定自主検査(年次点検)」「定期自主検査(月例点検)」「始業点検(作業開始前点検)」という3種類の点検が労働安全衛生法によって義務付けられています。これらの点検はフォークリフトを安全・安心に使用するためにも当然必要なことですが、同時にバッテリーの状態を把握することにも役立ちます。
車両自体の状態が良くない場合はバッテリーにも影響を及ぼすため、点検によって以上が見つかった際は速やかに対応するようにしましょう。
適切なタイミングで充電をする
バッテリーをより長く使うためには、使い終わったらすぐに充電することが重要と思われがちですが、実際にはそれがバッテリーの寿命を短くしてしまう原因となります。バッテリー残量が20%を下回ったら充電するなど、充電回数を減らすように心がけることが必要です。
液量に注意する
過充電を行うことによってバッテリー液が減少します。充電中に化学反応によって水素と酸素が放出されることで、水が失われてしまうからです。バッテリー内の液量が不十分な状態で充電を行うことは、バッテリー寿命を著しく短くすることに繋がります。
そのため、充電頻度に応じてバッテリー液の量を確認し、必要に応じて補充することが大切です。たとえば、1日1回充電する場合は、週に1回の頻度で、充電がほとんど行われない場合でも、月に1回は液量を確認し補充するようにしましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフォークリフトにおけるバッテリーの寿命・交換目安について、そして長持ちさせるためのポイントについてご紹介しました。フォークリフトを長く活用するために、バッテリーを最適な状態に保つことは、車両を定期的にメンテナンスすることと同じくらい重要です。ぜひ、今回の記事を参考に適切なバッテリー管理を心掛けてみてください。
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