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お役立ちネタ
フォークリフト用ドライブレコーダーとは? 導入メリットや選び方のポイントについて解説します
トラックや自動車などでは普及が進んでいるドライブレコーダーですが、フォークリフト用のドライブレコーダーも徐々に広がりつつあります。ドライブレコーダーの導入により作業現場の「可視化」が可能となり、事故原因の特定のみならず安全意識の向上効果も期待ができます。
そこで今回は、フォークリフト用ドライブレコーダーを導入するメリットについてご紹介させていただきます。選び方のポイントについてもご紹介していますので、ぜひ自社での用途・目的に適したドライブレコーダーの導入を検討してみてください。
■フォークリフトの事故はなぜ多いのか?
多くの輸送業者が活用しているフォークリフトは、労働災害の数がここ数年間で増加傾向にあり、毎年一定数の死亡事故が発生しています。そして、これらの事故のほとんどは「フォークリフトの不適切な使用」に起因するものです。例えば、乱暴な運転や前後の注意不足による接触事故、操作ミスによる転倒・転落事故などが挙げられます。
フォークリフトの運転には、最大積載量が1トン未満の場合「フォークリフト運転業務に関する特別教育」が必要であり、最大積載量が1トン以上の場合は「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。
フォークリフトの免許は、国の法律で定められた国家資格であるものの、他の資格に比べて受講のハードルは低く、物流業界では非常に人気があります。そのため、免許を取得した後で乗車機会が少ないといった状況が生まれ、ペーパードライバーが増加しています。このような実態も、事故の原因の一つとされています。
■事故防止としても機能する「フォークリフト用ドライブレコーダー」の採用
フォークリフトの事故防止における安全対策として、ドライブレコーダーの導入は非常に効果的です。
ドライブレコーダーを取り入れるメリット
フォークリフト専用のドライブレコーダーを取り入れることで、以下のようなメリット・効果を得ることができます。
【事故の責任を明確にしやすくなる】
フォークリフトは場合によっては複数の作業者や外部の人々によって運転されることがあります。このような状況では、単独の事故や物損事故の責任がはっきりとしづらく、荷崩れなどでも深刻な損害が生じることがあります。労働災害だけでなく、荷崩れによる損害は企業の信用にも関わる問題です。しかし、フォークリフト用のドライブレコーダーがあれば、事故の責任を明確にするのに役立てることができるでしょう。
【運転者の安全意識向上に寄与する】
フォークリフト用のドライブレコーダーは、映像を記録するだけでなく、危険な運転をするとブザーが鳴って注意が喚起されるタイプもあります。さらに一部のドライブレコーダーは、運転状況をクラウドに記録し、衝撃が発生した場合の運転データを分析できる機能も備えています。そのため、衝撃時の録画だけでなく、フォークリフトの平均速度や最高速度、衝撃の種類をグラフでレポートに残すことが可能です。こうした機能は運転者に対する注意を促進し、特に無資格者の運転に備える際にも効果的だと考えられます。
ドライブレコーダーの選び方
フォークリフト用のドライブレコーダーを選ぶ際、以下のようなポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
【機能の必要性】
前述の通り、フォークリフト用ドライブレコーダーには映像を記録するだけでなく、運転記録をデータ化できるようなタイプもあります。このような機能を有していると全体的な運行管理や安全意識向上に役立てることができるため、必要性の有無を事前に明確にしておきましょう。
【対応電圧】
ドライブレコーダーは、フォークリフトや建機などの電圧に対応している必要があります。例えば、24Vや48V対応のドライブレコーダーがあるため、事前の確認が必要です。
【カメラの数と性能】
ドライブレコーダーには複数のカメラが搭載されているものもあります。例えば、周囲をしっかりと撮影できる2つのカメラや、フルHDのクリアな映像を提供するカメラなどがあるため、導入用途に適したカメラの数と機能を考慮する必要があります。
【機能と操作性のバランス】
ドライブレコーダーの機能や操作性も重要な要素です。使いやすいインターフェースや必要な機能(例:事故の検証、データの保存など)を備えた製品を選ぶことがおすすめですが、豊富な機能があっても使いこなせなければ意味がありません。使い勝手と機能の優先順位を明確にしておきましょう。
■業界初!360°カメラ搭載のドライブレコーダー
弊社は360°カメラを搭載したユピテル社製ドライブレコーダーを使用しています。PC上でいろんな角度から閲覧できるため、事故の原因や状況について詳細に確認することが可能です。
3つの記録モード
ユピテル社製ドライブレコーダー「FDR-810」では、映像を録画するタイミングを「常時録画・イベント記録・常時録画+イベント記録」の3つより選択することができます。
【常時録画】
フォークリフトのエンジンを始動すると、連続的に映像が録画され、その内容はSDカードに保存されます。このシステムはフォークリフトのエンジンと同期して動作するため、FDR-810の電源を手動でON・OFFする必要はありません。
【イベント記録】
フォークリフト固有の運動に合わせたGセンサー・ジャイロセンサーが、特定の衝撃を感知すると、事故前後の映像を記録し、それをSDカードに保存します。イベントが記録されると、ビープ音が鳴り、録画が開始されます。
【常時録画+イベント記録】
常に映像を記録しながら、同時にイベントの記録も行います。常時の記録中にGセンサーやジャイロセンサーが一定の衝撃を感知すると、それらのデータは自動的に別のファイルとして保存されます。常時の記録は自動的に上書きされますが、イベントの記録は上書きを無効にする設定も可能です。
「これ有ったら何かあった時も安心だね!」と弊社メカニック内でも評判のドライブレコーダーです。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡をください。
■さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は、フォークリフト専用のドライブレコーダーを採用するメリットについてご紹介しました。ドライブレコーダーは事故の原因を特定することに役立つだけでなく、ドライバーの安全意識向上にも寄与します。事故防止に向けた安全対策を検討中の企業様は、ぜひドライブレコーダーの導入を検討してみてください。
私たちスズヒロフォークリフトは、愛知県豊田市でフォークリフトのレンタル、新車・中古販売、買取を行っています。フォークリフト専業の私たちであれば、フォークリフトにまつわるあらゆるご要望に対応が可能です。ぜひ、お困りごとやご要望がございましたら、お気軽にお問合せください。