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お役立ちネタ
フォークリフトにおけるオイル交換の目安時期とは?
フォークリフトを動かすためには欠かすことのできない「オイル」。オイルを定期的に交換することはフォークリフトの寿命を伸ばすことにも繋がるため、適切なオイル交換を実施したいものです。
そこで今回は、フォークリフトにおけるオイルの種類と各交換時期の目安についてご紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。
■フォークリフトのオイルと交換時期の目安
フォークリフトのオイルと聞くと、一般的にはエンジン式フォークリフトの「エンジンオイル」を思い浮かべる方が多いと思いますが、その他にもオイルの種類は存在し、それぞれによって交換時期の目安は異なります。
エンジンオイル
エンジンオイルの交換目安については、1〜3ヶ月、あるいは稼働時間200〜500時間辺りをメーカーが推奨しています。
フォークリフトは乗用車に比べ、エンジンの始動・停止が頻繁で、荷役操作によるアクセル操作も多いため、オイルの劣化が早くなります。そのため、エンジンの寿命を延ばすためには、エンジンオイルの状態を適切に管理することが重要です。劣化したオイルを使い続けると、エンジンが焼き付いてしまうこともあるため、定期的な交換を心掛けるようにしましょう。
エンジンが重大な故障を起こしてしまうとオイル交換では修復できなくなり、高額な修理が必要になることもあります。また、適切なオイル交換を行うことでエンジンのスムーズな回転を促し、燃費の向上やエコな運転にも繋がります。
ハイドロリックオイル
フォークリフトの荷役操作に必要なシリンダーは、作動油であるハイドロリックオイルによってスムーズに動いています。ハイドロリックオイルも古くなると潤滑油としての効果が薄れてしまい、正常な作動ができなくなることがあります。そのため、メーカー指定のオイルを使用している場合は、メーカーの推奨時期を目安に交換を行えるのが理想的です。
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
オートマチックのフォークリフトを使用する場合、ATFの定期的な交換が必要です。特に、変速ショックを感じるようになった場合は、ATFを交換するタイミングとなります。
ただし、ATFは期間を目安に頻繁に交換する必要はありません。一定期間が過ぎたからといって、変速時にショックを感じなくてもATFを交換してしまうと、ミッションを傷めてしまう恐れがあるからです。そのため、ATFの交換は、整備に詳しい専門家に相談してから行うことをおすすめします。
ミッションオイル
ミッションのフォークリフトを使用している場合は、ミッションオイルも交換をする必要があります。ATF同様、ミッションのギア切り替えがスムーズでなくなった場合にオイルの交換を実施するようにしましょう。
■使用頻度が少ないフォークリフトのオイル交換は必要?
オイル別による交換時期の目安について紹介しましたが、その中で「使用頻度が少ない場合でもオイル交換は必要なの?」と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。
その回答として、特にエンジンオイルはメーカーが推奨している時期を目安に交換することをおすすめします。というのも、たとえフォークリフトを使用しなくともオイルは古くなって汚く劣化をしてしまうからです。劣化したオイルを交換しないまま放置するとエンジンが焼き付き、最悪の場合はエンジンが故障する恐れもあります。
オイル交換を怠ってエンジン交換の出費が発生するよりも、定期的なオイル交換をこまめに行った方が出費は少なく済むため、経費削減の効果も期待できます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフォークリフトにおけるオイルの種類と、それぞれの交換時期の目安についてご紹介しました。オイル交換を怠るとエンジンの故障に繋がる恐れもあるため、たとえ使用頻度が少ない場合でもメーカが推奨をする時期を目安に交換を実施するようにしましょう。
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