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ウォーキーとは? 歩行操作式フォークリフト「ウォーキー」の特徴を解説します。
フォークリフトには様々な種類があり、中には狭い場所での作業に適した「ウォーキーリフト」と呼ばれるフォークリフトがあります。ウォーキーリフトは、リーチリフトとカウンターリフトに並んで広く普及している使い勝手の良いフォークリフトです。
今回は、ウォーキーリフトの特徴・利便性についてや、販売されている主要な製品についてご紹介いたします。ウォーキーリフトの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■ウォーキーリフトとは?
ウォーキーリフトは、歩行操作式フォークリフトです。「ローリフト」と呼ばれる電動パレットトラックを含む場合もあります。歩きながら車両を操作することから、「歩く」を意味する「Walk」が名称に込められています。
世界のフォークリフトの販売シェアのうち、約28%がこのような歩行操作式と言われており、配送センターの主力運搬機器として常用されています。
乗用タイプとは異なり、集荷時にオペレーターの乗降が不要です。そのため、乗降に掛かる時間を削減することができる分ピッキングのスピードが向上します。
■ウォーキーリフトの特徴・利便性
前述したように、ウォーキーリフトは乗車不要でコンパクトさが特徴であり、オペレーターが乗車するのではなく、立って作業をするタイプのフォークリフトです。
機器がコンパクトで小回りが利くため、他のフォークリフトでは運搬が困難な狭い場所での活用において特に重宝されています。また、エレベーターに載せての移動ができるため、階層ごとでの作業が必要な現場にも向いています。
【ウォーキーリフトの特徴】
・非乗車型の歩行操作式
・コンパクトな車体
・狭い場所での積み下ろしに向いている
・エレベーターに載せての移動が可能
■ウォーキーリフトの操作に免許は必要か?
一般的に、フォークリフトの操作には技能講習の受講と修了証の取得が求められますが、法令上ウォーキーは事業者が実施する特別教育を修了することで操作が可能となります。
しかし、フォークリフトが導入されている生産現場において、ウォーキーだけの操作を求められるケースは比較的珍しいと考えるため、やはり後々のことを踏まえてその他のフォークリフトの操作もできるように技能講習を受講しておくことをおすすめします。
■販売されているウォーキーリフトの主要製品
現在、様々な生産現場で導入されている「ウォーキー」の主要製品についてご紹介いたします。
『600・900kg電動フォークリフト ウォーキー』(トヨタL&F)
製品ラインナップは600kgと900kgの2種類。いずれも1トン未満の小型ウォーキーリフトで、無免許での利用が可能です。また、折りたたみ式の乗車ステップや着脱式バッテリーをオプションとして追加することで、長時間での利用にも対応することができます。
その他、樹脂製ハンドルのため操作がしやすく、帯電を防止する特徴も有しています。
『バッテリーフォークリフト ウォーキータイプ』(三菱ロジスネクスト)
ハイリフト・ローリフトなど様々なモデルの製品ラインナップを有しており、目的や利用環境に応じて最適なものを選択することができます。
サブステップとセンターライダーの2機種の「乗車型ローリフト」も用意されており、歩行式では移動の負担が大きい広大な保管エリアでも作業効率を下げることなくピッキングを行うことが可能です。
『カウンターウォーキーリフト』(スギコー)
スギコーのカウンターウォーキーリフトは、総重量がわずか300kgと非常に軽量です。
コンパクトな設計で小回り性能が抜群。主に細かな作業が必要とされる現場で重宝されています。
■まとめ
今回は、歩行操作式フォークリフトの「ウォーキー」について、その特徴や免許の必要性、そして主要製品についてそれぞれご紹介しました。ウォーキーは作業環境が狭く、荷役困難な現場において広く活用されているフォークリフトです。大きな車体を入れることができず、荷役運搬に課題を感じている企業様はぜひウォーキーの導入を検討してみてください。
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